キャンプで料理をするとき、みなさんはどんな調理器具を使用しますか?
キャンプで料理をするときは、調理器具を焚火などの直火にかけて使用することもあるかと思いますが、普通に家のキッチンで使っているようなものを使用しても問題ないのか、気になった方もいるのではないでしょうか。
わざわざキャンプ用に道具を揃えなくても良いのであれば、家にある調理器具を使いたいという人もいますよね。
今回は、キャンプの時に使用する調理器具についてどんなものを使用すればよいのか解説していきたいと思います。
・自宅とキャンプの調理環境の違いがわかります。
・キャンプ用調理器具を揃えるべきかどうかがわかります。
・おすすめのキャンプ用調理器具がわかります。
1.自宅とキャンプの調理環境の違い
自宅とキャンプ場の調理環境で一番違いがあるのは使用する火気の種類です。
自宅で火気を使用して料理をする場合、使用するのはガスコンロやIHヒーターなどですよね。
キャンプ場の場合も、ガスコンロやIHヒーターを用意すれば使用できますが、それ以外に炭火や焚火の火を使用した料理も行うことができます。
炭火や焚火の火を活用して料理を楽しむことができるのは、キャンプの醍醐味の一つだと言えます。
もう一つの違いは調理器具の携帯性の必要性です。
基本、自宅で使用する調理器具は外に持ち出すことを想定されていませんので、サイズは料理がしやすい大きさになるように作られています。
なので、普通の調理器具はものによっては持ち出そうとすると荷物になることが多いです。
一方、キャンプで使用する調理器具はキャンプ場に持ち出すことを想定されているため、コンパクトに収納できたり軽量なものが多いという傾向があります。
2.焚き火と炭火の違いは?
キャンプならではの焚火と炭火ですが、この二つの違いは何でしょうか。
・焚火
薪を燃やします。薪はとにかく早く大きく燃えます。燃やし始めや薪の水分が多い場合は煙も多いです。
火が大きくなるので、あたりを照らしたり、暖を取るのには向いています。
ただし、火力が安定せず、燃焼時間が短いので、調理にはあまり向いていません。
・炭火
木炭を燃やします。ゆっくりと安定して静かに燃えます。火はあまり出ませんが、煙も少ないです。
調理向きであると言えます。
3.焚火で調理をすると煤が発生する
焚火で料理をすると、黒い煤が出ます。
焚火の上で調理をすると網や調理器具の底にも煤が付着します。
この煤は洗ってもなかなか取れず、たわしなどでしっかりこすればある程度取れますが、完全にきれいにするのは難しいことも。
触れると黒くなるので身の回りのものを汚してしまう原因になります。
なので、焚火で調理をする場合は、煤がつくことを理解した上で調理器具を選びましょう。
4.直火で使っていい調理器具は?
結局のところ、キャンプの時の調理器具はどんなものを使ったらいいの?ということですが、結論としては、どんな調理器具でも使ってもOKです。
ただし、焚火や炭火を使用した調理をする場合、調理器具が煤だらけになりますので、煤だらけになっても良いというものであれば、どんなものを使っていただいても問題ないでしょう。
私の場合は、普段自宅で使用する調理器具がキャンプのたびに煤だらけになってしまうのはちょっと嫌なので、自宅用とキャンプ用で調理器具は分けるようにしています。
5.おすすめのキャンプ用調理器具
・メスティン
キャンプ飯と言ったらメスティンですよね。
メスティンはお米を炊くための箱型の飯ごうです。
つくりはシンプルですが、キャンプに手頃なサイズをしており、お米を炊く以外にも、煮る、焼く、蒸すなど様々な用途に使える便利アイテムです。
キャンプ飯をするなら一つは持っておきたいギアになります。
・スキレット
スキレットとは小さめの鉄製フライパンのことです。
サイズがコンパクトなので、スキレットにそのまま料理を盛りつけることができます。
手軽にオシャレな料理が作れるので料理が楽しくなります。
また、保温性が高く、余熱調理もできるので、熱々な状態で料理を楽しむことができます。
・クッカーセット
クッカーセットは複数の子鍋などの容器を携帯できるアウトドア用の調理道具セットです。
これ一つでかさばる調理器具がコンパクトに収納できます。
種類の違う料理を分けるときなどに容器を複数使いますので、クッカーセットを揃えておくと、あれもこれもと準備しなくてよいので便利です。
6.まとめ
キャンプの時の調理道具って、普段と環境が違うので、どんな目線で選んでいけばよいのか最初はわからないですよね。
今はキャンプブームもあって、キャンプ用の調理道具も充実しています。
まだキャンプ用に調理道具を準備していないという方は、とりあえずメスティンとクッカーセット、箸を揃えていけば間違いないでしょう。
慣れてきたら、少しずつ気になる調理道具を揃えていって、楽しくキャンプ飯を作れるようになりましょう!
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