焚火の火って見ているだけで落ち着きますよね。
大自然に囲まれながらする焚火は日常では味わえない安心感を与えてくれるものです。
そんな焚火を始めてみたいけど、
「なんだか手間がかかりそうだし、焚火台も色々な種類があってどれを選べばいいのかわからない。」
と感じている人も多いのではないでしょうか。
焚火は火気を扱うので、焚火台を選ぶ際にはいくつか気を付けるポイントはありますが、
使用環境に合わせた選び方を知ることで、最適な焚火台を選ぶことができます。
今回は用途やシチュエーションに合わせて自分に最適な焚火台を選べるように
年10回以上キャンプに行っている私が、焚火台の選定ポイントを解説していきたいと思います。
1.焚火台の選定ポイント
焚火台の選定ポイントには次のようなものがあります。
・価格
・収納性・持ち運び性
・料理をするかどうか
・防風対策
・デザイン
このすべてを見たせる焚火台というのはなかなかありませんが、自分の用途に合わせて
焚火台を選べるように次章から解説していきます。
2.価格
焚火台の価格ですが、安いものは数千円台、高いものは2万円以上するものまであります。
有名ブランド(snow peak、ロゴス、ユニフレームなど)の焚火台は
値段が高くなる傾向にあり、相場は5000円~1万5千円くらい、
逆に有名ブランドではなかったり、中華製のものだと安く、2~5000円ほどになります。
(キャンプ台の種類に寄りますのでざっくりイメージです。)
私の個人的な印象では、最近の中華製の商品は安くても性能や見た目がしっかりしているものも多く、初心者の方は安めの焚火台から始めるのがよいのではないかと思います。
ただ、細部の作りや、長く使ったときの物持ちの良さはやはり有名ブランド商品のほうがしっかりしている印象です。
キャンプに慣れてきたら少し奮発して自分好みの焚火台を探してみましょう。
スノーピークのピコグリル(ブランド品)
TEITOの焚火台
3.収納性・持ち運び性
基本的に、収納性・持ち運び性は焚火台の広さや使える薪のサイズとトレードオフの関係になります。
焚火台で料理やBBQも一緒にしたい場合は、ある程度の広さが必要だったり、スキレットや鍋など重いものを載せても耐えられる強度が必要になるため、サイズ、重量が大きくなります。
使用する薪のサイズによってもサイズが変わってきます。
また、組み立て式のほうがコンパクトに収納ができる傾向があり、
組み立てが不要なものもありますが、その場合は収納サイズが大きくなるケースが多いです。
4.料理をするかどうか
料理をするかどうかでも選び方が変わってきます。
前の章でも書きましたが、料理をするということはスキレットや鍋などの
道具を置くこともあるので、なるべく頑丈なものがよいでしょう。
また、料理をしながら薪を足せるかというところも考えていきたいところです。
料理中に火力が足りなくなった時、毎回網を移動させて薪を追加するのは結構大変です。
網や調理器具を移動させることなく、薪を追加できる形状のものであればそのような煩わしさを感じることなく料理をすることができます。
5.防風対策
焚火は風の影響をかなり受けます。
風が強いと火がつかない、火が安定しない、風向きによって煙が自分の座っている方向に向かってくるなどの影響があります。
煙については結構厄介で、煙を吸うわけにはいかないし、目に入っても痛いので、
自分のほうに向かってきたら座る位置を移動することになります。
焚火台側でできる風対策としては、風が薪に直接当たらない構造をしているものを意識すと良いでしょう。
また、風対策として有効なのが、焚火リフレクターです。
焚火台の近くに焚火台より高めの板や布を設置することで、風の影響を減らすことができます。
焚火リフレクターを使用するのであれば、焚火台の種類にかかわらず、風の影響を軽減することができるので私は焚火リフレクターの使用をおすすめします。
ちなみに、焚火リフレクターには金属製のものと布製のものがあり、金属製のものですと、重量は増えますが、布製のものより火に強く、また、焚火の熱を反射して届けてくれる効果があるので寒い時期のキャンプには非常におすすめです。
(夏はちょっとあついかもです。。)
焚火の煙対策については別の記事でも紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。
6.デザイン重視
焚火台はデザイン性も大切です。
焚火は視覚で楽しむ面もあるので、焚火がより美しく見えるデザインの焚火台を選ぶことで焚火本来の魅力を最大限に引き出してくれることでしょう。
ただ、デザイン重視のものなかには価格が高かったり、
収納性があまりよくないものも多いので、自分のスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
7.おすすめの焚火台はずばりこれ!
私がおすすめするのはこちらのすばり、
「スノーピークのピコグリル+焚火リフレクター」の組み合わせです!
・ピコグリル
まずはスノーピークのピコグリルですが、こちらの焚火台の最大のメリットは、A4サイズ、厚さ1cmという超コンパクトなサイズにまで収納できることです。
また、大き目の薪でも少しはみ出ますが、そのまま置くことができ、薪のサイズを調整する手間が省けます。
組み立ても簡単なので、はじめの一台にぴったりです。
ただ、この形状は、風の影響を受けやすく、強風の時は火が付きにくかったり、煙の被害に合う可能性がありますので、一緒に焚火リフレクターを購入することをお勧めします。
ちなみにピコグリルの価格のほうは1万5千円と結構いい値段がしますので、価格が気になる方はこちらの商品でもよいでしょう。
8.まとめ
今回は焚火台の選び方ポイントとおすすめの焚火台についてご紹介しました。
私が初めに購入したのはこちらの焚火台ですが、小さい薪しか入らず、薪をしっかり燃やしたいということもあったので、今ではピコグリル風の焚火台を愛用しています(笑)
キャンプと言えば焚火は欠かせない存在です。
焚火の火を眺めながらゆっくりとした時間を過ごすのはキャンプの醍醐味ともいえるでしょう。
最高の時間を過ごしていただくためにも是非、自分に合った焚火台をゲットしていただけたらと思います。
コメント