ホンマ製作所 薪ストーブ「APS-48DX」を実際に使ってみた感想をレビュー!ワンポールテントとの相性についても解説

キャンプ

冬の薪ストーブキャンプ。雪景色に囲まれながら薪ストーブ暖を取る。

キャンパーなら一度はやってみたいと思う憧れのキャンプですよね!

最近、ホンマ製作所のだるま型薪ストーブ「APS-48DX」
購入して実際に使ってみたのですが、この薪ストーブがめちゃくちゃ良い!!!

今回は「APS-48DX」を5回以上使ってみて、
よかった点や気になる点についてレビューしていきたいと思います。

これから薪ストーブキャンプを始める方や、ホンマ製作所の薪ストーブが気になっているけど
他の商品と迷ているという方には参考になると思いますので是非この記事を参考にしてみてください。

1.「APS-48DX」の基本スペック

基本スペックですが、
本体の足を延ばした状態で、

縦65.5cm×横28cm×高さ45cm(煙突込みで高さ185cm)

のサイズになります。

サイズ的にはキャンプ用の薪ストーブとしては
タンダードかちょっと大き目くらいのサイズなのではないでしょうか。

外観は上面から見るとだるま状のレトロなデザインをしています。

三面窓付きで三方向から内部の火が見れるのでテント内でもレイアウトがしやすく、
数人で囲んでもみんなでストーブの火を見ながら楽しむことができます。

長さ50cm、φ10cmの煙突が3本付属しているため、開封後、すぐに使用できるという点もいいですね!
(煙突なしの本体のみ販売のタイプもありますので購入する際はご注意ください。)

2.ワンポールテントとの相性は?

使用するテントによっては長さが足りない可能性あるので、
自分のテント高さと比較して、足りなさそうならもう1、2本単品で煙突を購入するのがベストです。
※注意:ホームセンターなどではφ10.6cmの煙突も販売されていますが、
穴径が大きくて合わないので、Φ10cmの煙突を購入するようにしましょう。

 自分はワンティグリスの煙突穴付きワンポールテントを使用していますが、
煙突穴の高さが160cmくらいで、煙突3本だと高さが180cmちょっとだったので、
煙突プラス1本するくらいがちょうどよいかったです!

2.実際に使ってみた感想

 使用環境は以下になります。

  •    気温:-2℃~5℃
  •    天気:晴れ
  •    使用したテント:ワンティグリスワンポールテント

 2-1.組み立てが簡単

基本的には本体から脚を伸ばして、煙突を繋げるだけで組み立てが完了するので準備はすごく簡単。

片付けも組み立てと逆の順序で行うだけなのでとても楽です。

また、本体を分解しないので、使用後の灰を入れたまま保管することができます。

灰を残しておくと、次回使用する際に火が付きやすくなるので、私はいつも灰はそのまま入れておくようにしています。

2-2.暖かさと使用感、燃焼時間

-2℃~3℃の温度で使用した感想です。

横にいると結構暖かいです。薪をガンガン燃やした時にはかなり熱くなります。

テントを開けているとテントの中はそれほど暖かくはなりませんが、
チャックを閉めるとテント内もかなり暖かくなります。

端の方は火力によっては少し寒い時もりますが十分満足な暖かさです。

火力の調整は下のドアからでき、自分は全開、半開き、閉じるの3段階で調整しています。

薪一つが燃焼する時間はサイズや種類、火力にもよりますが、
広葉樹で20分〜1時間ほどになります。薪1束で5時間〜7時間くらい持つ印象です。  

また、大きい薪も楽々入りますのでストレスなく薪をくべることができます。

焚火は風や湿った薪などで火が消えてしまうこともありますが、薪ストーブは風を防げて湿った薪でもガンガン燃やすことができるのでストレスなく火を楽しむことができます。

また、燃えるゴミならストーブで燃やしてしまうこともできます。
(プラスチックなどは燃やすとダイオキシンという有毒ガスが発生しますので、絶対燃やしてはいけません。)

2-3.料理がしやすい

薪ストーブの上で料理をすることができます。

上面に二か所蓋がついているので、同時に二つ調理器具を並べて料理ができます。

直火での調理が可能なので火力は十分です。

また、煙突側の蓋は直径13cm、18cm、23cmの3段階で穴のサイズを調整することができるため、使用する調理器具によって穴サイズを合わせることがでるほか、特大サイズの薪を上から挿入することも可能です。
(テントの中で使用するときに蓋を開ける場合は十分に換気を行いながら使用してください。)

また、薪ストーブ内をオーブンのように使うこともできるので、
ピザを焼いたり、凝ってくるとグラタンなんかも作れてしまいそうですね!

2-4.レトロでカッコいい

デザインがとにかくカッコいいです。

だるま型のレトロなデザインをしており、3面窓から見える炎は心を落ち着かせてくれます。

火入れをすることでキレイな銀色ではなくなりますが、味が出て見ているだけで楽しい気分になります。

また、ガラス窓は使用していると通常曇りが発生しますが、この3面窓は、400度以上の高温になるとフレイムウォッシュ効果というもので、自然に曇りがなくなるそうです。

実際使用した感じも、確かに曇りが発生することはありますが、

温度が高くなると曇りがなくなり内部の炎がきれいに見えるのがわかりました。

2-5.収納性とストーブの性能

収納性についてはあまりよくはありません。唯一のデメリットでしょうか。

組み立て式ではないため、その分収納サイズは大きくなります。

また、他社の薪ストーブだと、煙突が本体の中に収納可能な場合もありますが、
この薪ストーブはストーブ内に煙突が入りません。

煙突径もφ10cmと大きいです。(小さいものだとφ6cm)

ただ、収納性はあまり良くないですが、その分ストーブとしての性能は優れていると思います。

まず本体は、分解することはできませんがその分ストーブの強度は高く、より安全なストーブであると言えます。

本体が組み立て式のストーブだと、組み立ての際に必ず隙間ができてしまいますので、
ストーブから煙が漏れる恐れがあります。

また、何度も使用していると、金属の変形なども起こるので、
より隙間が大きくなり、あまり長く持たないケースもあります。

このホンマの薪ストーブであれば、本体に穴が開いたりしない限り、
煙が漏れ出すような隙間ができることはありません。

その点では長く使えて安心安全な薪ストーブであると言えるでしょう。

また、煙突サイズについても大きいことによるメリットがあります。

煙突径が大きいほうが、ドラフト効果が強くなります

「ドラフト効果」とはストーブの中と外の温度差で自然に上昇気流が生まれる現象のことで、
ドラフト効果の強弱によって次のような影響があります。

・ドラフトが強い
  → 吸気と排気がしっかり行われるので安全で、
    常に新しい空気が供給されるので薪がよく燃える。

・ドラフトが弱い
  → 空気の流れが悪く、薪が燃えにくくなる。
    煙が煙突から排気されず、逆流する恐れがある。

このように煙突径が大きいほうがよく燃えて、安全性も高くなります。

収納性とストーブ性能の関係はトレードオフの関係にありますので、
性能をとるか収納性を取るかはご自身のキャンプスタイルと相談して決めると良いでしょう。

また、ホンマの薪ストーブには別売りで専用の収納袋も販売されています。

こちらの袋だと、煙突を含めてもスッキリ収納可能ですので
合わせて購入しておくと持ち運びが楽になりそうですね。

ちなみに私は専用の袋ではありませんが、コチラの大きめ(170L)の袋を使用しています。

この袋はかなり余裕があり、Lの字煙突を付けたままでも
収納することができて、ずぼらな私としてはとても助かっています。

3.まとめ

今回は、ホンマ製作所の薪ストーブ「APS-48DX」をご紹介しました。

薪ストーブは寒い冬の環境でも快適に過ごすことができるようになる最高のアイテムです。

家に薪ストーブを設置しようとなるとかなりのハードルがありますが、
キャンプでは数万円でお手軽にその夢を叶えることができます。

薪ストーブの暖かさと魅力の虜になった暁には、もう手放すことのできない
最高の冬のパートナーとなることでしょう。

また、薪ストーブをテントで使用する際は、熱に強いテントを使用することが望ましいです。

私が実際に冬キャンで薪ストーブをインストールするときに使っている、ポリコットン製ワンポールテントについてもこちらの記事でご紹介しています。

冬キャン用のテントを考えている方や薪ストーブを使用できるテントをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。

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