【冬キャンプ初心者必見】2023年最新冬キャンプの始め方

キャンプ

近年はキャンプブームでキャンプに挑戦する人が増えているなか、冬キャンプにもあこがれを持つ人は多いのではないでしょうか。

特に、雪が積もってから、白銀の景色の中でする雪中キャンプはとても気持ちがよさそうですよね。

しかし、冬キャンプを楽しく成功させるにはそれなりの準備が必要です。

初めてだと夏のキャンプ道具のほかに何を揃えればいいのかわからなくて迷ってしまう方や、特別気を付けるべきことなどがわからないといった方が多いかと思います。

実は私も今年初めて雪中キャンプに挑戦したのですが、結構色々と調べて準備をしました。

今回はこれから冬キャンプ、雪中キャンプを始める人に向けて準備するべきものや注意点などをまとめました。

私も冬キャンプ初心者ですが、その分初心者目線で色々迷った点についてもご紹介できるかと思いますので是非参考にしてみてください。

1.テント設営時の注意事項は?

・設営場所

設営場所としては木や枝の下は選ばないようにしましょう。雪が積もて落ちてくるとテントが潰れてしまう可能性があります。

・地ならしをする

フカフカの雪の上にテントを設営してしまうと、あとで雪が溶けて、それが夜や朝に気温が下がることで凍って床がゴツゴツになってしまいます。

なのでテントを立てる前は、必ず地ならしをするようにしましょう。

まずは足踏みをして雪をできるだけ平らにして固めます。また、スコップがあると効率的に綺麗にならすことができるので便利です。

・ポールを雪に付けないように注意

ポールとポールのつなぎ目に雪が入ると、それが凍ってポールが分解できなくなる可能性があります。

設営時などに一旦地面に置くことがあると思いますが、できるだけ雪のないところや他の荷物の上などに置くようにしましょう。

また、万が一雪がついてしまった場合はしっかり雪を取って、凍り付くものがないように注意しましょう。

・雪用のペグを使用する

雪中キャンプをする場合、ペグは雪用のものを使いましょう。

夏に芝や土に使っているペグでは簡単に抜けてしまって使い物にならない可能性があります。

雪と同じくペグの効きにくい砂地にも有効で、ビーチにタープを張るときなども活躍します。

・ファスナー用潤滑剤を使用する

ファスナーが凍り付いてテントが開かなくなってしまうことがあるようです。

先ほどのポールについては気を付けていれば対策できますが、ファスナーはどうしても雪がついてし舞いますよね。

しかもテント内で暖房器具を使用する場合、ファスナーの雪は溶けて水になるので、
朝方に気温が下がると簡単に凍り付いてしまいます。

ファスナーが凍り付いたときには解凍スプレーを使用しましょう。

また、ろうそくの楼を塗ることでも対策することができます。

2.暖房で地面は溶けないの?

雪の上で暖房などの熱を発する器具を使用した場合、雪は溶けてべちゃべちゃになります。

可能であれば、設営スペースには雪が積もっていない状態が望ましいです。

しかし、積雪が多くて雪上でないとキャンプができない状況の場合は、なるべく雪を踏み固めてその上でキャンプをするしかありません。

暖房を使うと雪が溶けるのは覚悟の上でキャンプをするということです。

その時注意することが、暖房を消したあとのことです。

夜は暖房は消して寝ると思いますが、気温が低いと朝起きたとき溶けた雪(水)に接していたものは軒並み凍り付いて動かくすことができなくなっていることも。

対策としては溶けた雪の近くのはものを置かないことが考えられますが、凍り付くことを100%避けることは難しいと思うので、ピッケルやハンマーなど雪をたたき割れる道具を持っていきましょう。

また、氷を割ることに特化したアイスピッケルなどを持っていると簡単に氷を割ることができるのでお勧めです。

3.最重要!寒さ対策は?

・服の重ね着

最も有効な寒さ対策は重ね着です。

これがしっかりしていればあとは寝袋をしっかり対策するだけで何とかなります。

重ね着する際は重ねるものの順番が重要です。

順番としては内側から「吸水性・速乾性が高いインナー」→「ロングTシャツ」→「フリース素材のシャツ」→「ダウンベスト」→「ボアジャケット」→「防風性・防水性の高いアウター」

の組み合わせが最強です。

特に重要なのが一番側のインナーです。暖房をつけたり、動いたりすると汗をかきますよね。

その汗が乾かないと夜寝るときに冷えて体温を奪う原因になります。

断熱性の高い服を着ていると、暖かいのはいいのですが、内側からの汗に対処することも大切なので、できるだけ汗をかかないように、温度に合わせて重ね着の枚数を調整することと、インナーは速乾性の高いものを選ぶように気を付けましょう。

・電気毛布

必須ではありませんが、電気毛布の快適さを知ったらもう手放せないアイテムとなるでしょう。

一度入ったら最後、その暖かさの虜になったらもう外に出ることはできません。

電気毛布を使う場合は電源が必要になります。

キャンプ場によっては電気が使えるサイトもありますが、電気が使えない場合はポータブル電源を持っていきましょう。

気温が低いと電子機器関係はバッテリーの持ちが悪くなるので、スマホの充電などにも使えます。

・湯たんぽ

体を温めるのには湯たんぽも効果的です。

手や足などが冷たくなった時には局所的に温めることができます。

また、寝るときも湯たんぽを抱えて寝るとあったかくて安心です。

ただ、ずっと同じ個所に湯たんぽを当て続けると、低温やけどになる可能性があるので、なるべく同じ個所に当てないように位置を頻繁に変えたり、厚めのタオルなどで包んで使うようにしましょう。

直火で温められるものだと湯たんぽに水を入れてそのまま火にかけて温めることができるのでお勧めです。

・冬用の寝袋を使用する

寝袋は氷点下まで対応している冬用のダウン素材ものを用意しましょう。

ダウン素材は体積が大きいので荷物としてはかさばりますが、繊維内に空気を大量にため込むことで、高い断熱保温効果を発揮することができます。

また、厳しい冬の寒さを凌ぐには、冬用の寝袋だけでは足りないことがあります。

私のおすすめとしては、寝袋を二枚重ねで使用することです。

基本的には夏用より冬用のほうが大きいと思うので、2枚重ねてもそこまで窮屈にはならずに使えるかと思います。

荷物が増えるのが難点ですが、凍えそうになりながら夜を過ごすくらいなら、荷物は増えてもしっかり準備していったほうがいいと思います。

・グランドシート

暖かい時期のキャンプでも底冷え防止でグランドシートは使用するかと思いますが、冬場の底冷えはさらに強力なものになります。

グランドシートの上に銀マットやブランケットを重ねて敷くなどして、対策をしっかりすると良いでしょう。

ブランケットでは「オールウェザーブランケット」というNASAが厳しい宇宙環境でも使えるように開発した万能ブランケットがおすすめです。

防水性なので地面が多少浸水しても問題ありませんし、地面からの冷気をしっかりシャットアウトしてくれるのでどういうものがいいか迷っている方にはおすすめのブランケットです。

・コットを使う

底冷えから身を守る対策としてコットを使うと言う方法もあります。

地面に直接触れていないので底冷えの影響をかなり軽減することができます。

また、地面が浸水した場合でもよほどの大洪水にでもならない限り体が濡れることはありません。

寝心地も地面で寝るより圧倒的に快適なので、季節に関係なくお勧めできます。

私もコットを使用し始めてからは、多少荷物は増えますが必ず持っていくようにしています。

4.雪内での酸欠にはご注意を

テント内での酸欠には十分注意してください。

テント内で火気を使用しない場合でも、大雪の場合は、換気口(ベンチレーター)のあるテントでも、雪で換気口が埋まってしまってほぼ密室のような状態になると、呼吸でテント内の酸素を消費して、酸欠に陥る可能性があります。

十分注意して、大雪の時には数時間おきに起きて雪を払うなど細心の注意が必要かもしれません。

5.冬キャンプに必須の持ちもは?

冬キャンプで忘れたくない持ち物をまとめました。

とりあえずここに書いているものと通常のキャンプで持っていくものを持っていけば過酷な環境の冬キャンでも乗り越えられると思います。

  • 冬キャンプ用のテント
  • シュラフ(冬用)
  • テントシートやマットなど ※一番下に防水シートを敷くなど2重3重に対策
  • 湯たんぽ
  • カイロ
  • 充電式毛布
  • ストーブなど
  • ランタン
  • テントシューズ
  • 焚火台
     → ガス缶などは氷点下で使えなくなる可能性があるので注意。
  • ペグ ※雪中で使用する場合はスノーペグ(雪用ペグ)
     → 普通のペグは使えないと思ったほうがいいです。
  • スコップ
     → 雪中の場合は地面を整地するために必須
  • 温度
      →自分のいる環境を知ることも大切です。
  • ほうき
      →雪を払うのにあるとかなり楽。溶けかけの雪などは手で払おうとすると冷たくてすぐべちゃべちゃになるのでほうきがあると便利。

冬用テントについては下の記事で私が実際に愛用しているポリコットン製のワンポールテントについてご紹介していますので良ければ参考にしてみてください。

まとめ

夏には味わえない多くの魅力を秘めた冬キャンプですが、気を付けることもたくさんありますね。

夜と朝は日中は想像できないほど気温が下がり寒くなりますのでオーバーなくらいの準備をして丁度いいくらいです。

今回紹介したことをしっかり対策して準備をすれば初心者でも十分楽しく冬キャンプができると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

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